アメリカに行ってきたら。

アメリカ旅行記です。

ホテルはどこですか?

タクシーに乗り込んだ私を出迎えたのは、レゲエアーティストのような頭をした


黒人のおじさんだった。


※ここからの会話は多分おじさんはこんなこと言ってた。っと思うぐらいの内容です。




レゲエおじさん「へいへい!どこ行くんだい?」


usa「ディス、ディス」


ホテルの予約の紙を見せる。


レゲエおじさん「なんだよ日本語で書かれてんじゃん!わかんねーよ」


usa「デイズ、イン、ジャマイカ、ホテル!!」


レゲエおじさん「ん?知らねーな。紙を見せろ!」


usa「はい、どーぞ」


紙をじーっと見た後おじさんは走り出した。


usa「お!わかったのかな?」


レゲエおじさん「どこだかわかんねーな。電話番号書いてあるから電話するぞ!」


そういうとおじさんはおそらく高速道路であろう道のY字路の真ん中に急停車した。


・・・ここ絶対止めちゃダメだろ。



しばらくして電話の後、おじさんはホテルの場所がわかったのかまた走り出した。



私はその頃早速アメリカでインターネットが使えるかを確認するためにも


Googleマップでホテルの場所を調べていた。



おじさんの進む方角は正しく、間違えなくホテルに近づいていた。


しばらくするとホテルが見えてきた。


しかしタクシーはホテルの前をそのまま通過。どんどんホテルから離れて行く。




あれ?あそこじゃないの?まさか気が変わって私を拉致するつもりか?


でもホテルは反対車線だったので簡単にはUターンできないのかな?っと思い


しばらく待ってみた。すると、



レゲエおじさん「クッソ!!ホテルどこだよ!!」



わかってなかった。



usa「へい!へい!おじさん!」


レゲエおじさん「なんだよ!待ってろ。今探してるからな!」


usa「Googleマップで調べたの!見て!!」


レゲエおじさん「なんだ?スマホか?見せてみろ」


       「Oh!Days Inn Jamaica!!」


       「Days Inn!Days Inn!Days Inn!Days Inn!Days Inn!」


usa「なんだ!?なんだ!?」


レゲエおじさん「Days Inn Jamaicaかよ。知ってる知ってる。」


usa「デイズ、イン、ジャマイカ知ってんの?」


ジャマイカおじさん「違う違うDays Inn Jamaicaだよ。Days Inn」


usa「ディズィン?」


ジャマイカおじさん「そうそうDays Inn!」


usa「ディズィン!ディズィン!ディズィン!ディズィン!」


ジャマイカおじさん「そうだ!そうだ!Days Inn !Days Inn !Days Inn !」


タクシー内はディズィン!Days Inn !ディズィン!Days Inn !の大合唱。


している間にホテルに到着。


ジャマイカおじさん「着いたぞ。よかったな」


usa「ありがとうおじさん。チップはずむよ」


ジャマイカおじさん「ありがとな、じゃニューヨーク楽しめよ」


こうしておじさんは行ってしまった。



本当にありがとうおじさん。もう二度と会わないだろうけど


初めてコンタクトをとったのがあなたでよかったよ。




私はホテルのフロントに向かったのであった。